サイトマップは、文字通りウェブサイト(ホームページ)のマップであり、まさに訪れた人がホームページ内を巡回するために利用する「地図」のようなものです。各ページ同士の関係性を表します。
サイトマップには、訪れた人のためのHTMLサイトマップと、検索エンジンのためのXMLサイトマップが存在します。
ホームページを訪れた人が見ることのできる、全てのページへのリンクを網羅した一覧です。ただし、何百ページ、何千ページもある大きいホームページだと、一覧が膨大な量になり、むしろ探しにくくなる場合があります。
その場合は、各カテゴリーへのリンクだけに厳選したり、第三階層まで載せると決めたりなど、ルールを設けます。ほどよい情報量にすることで、ユーザーが目的のページにたどり着きやすくなります。
検索エンジン向けに、「どういったページがあるか、何ページあるか」といった情報を教えるためのxmlファイルです。ホームページを訪れる人は通常利用しません。XMLサイトマップの用意は、SEO(検索エンジン最適化)の効果があるといわれています。
ページの増減は常にあるので、そのたびにサイトマップの更新も必要になります。これを怠ると、リンク切れが発生してかえって使いにくくなったり、訪れた人にきちんと管理をしていない印象を与えます。
5ページ、10ページといった小さい規模のサイトでは、グローバルナビゲーションが似たような役目を果たします。どういったページがあるか、比較的すぐに把握できる程度の規模では、サイトマップがあってもあまり利用されない場合があります。
サイトマップは、訪れた人がどう使うか、想像をしながら作ることが大切です。上手に利用すれば、ホームページ訪れた人と検索エンジンの両方にとってメリットをもたらします。
訪れた人は、見たいページを簡単に見つけることができ、検索エンジンはホームページの内容を理解しやすくなるのでSEO(検索エンジン最適化)にもつながります。
サイトマップを導入したら、鮮度を定期的に維持して運用するのが良いでしょう。