HTMLとは、ホームページを作るための言語です。言語といっても英語や中国語とは異なり、いわゆるプログラミング言語に近いものです(マークアップ言語という呼び名もあります)。
ホームページを新規でつくったりリニューアルしたり、とにかくホームページに関する業務にはHTMLが欠かせません。
例えば、
太郎君の一日 太郎君は朝15分かけて、散歩をします。健康を維持するのに、散歩が欠かせないと太郎君は考えています。
という文章があった場合。
MicrosoftのWordでは、見出しをわかりやすくするために、「太郎君の一日」部分を「B」のボタンで太字にしたり、「スタイル」で見出し1、見出し2などを選んで、見た目の変化を付けますよね。
あるいは文章の方をインデントすることも、見出しと本文を分けて表現するのに有効です。
このようにWordで表現しているようなことを、ホームページで同じように表すには、HTMLが欠かせません。
HTMLでは、
・ここからここまでが見出しです
・ここからここまでが本文です
というような区切りを、文章ごとに行うことができます。先ほどの文章をHTMLで区切ると、
<見出し>太郎君の一日</見出し> <本文>太郎君は朝15分かけて、散歩をします。健康を維持するのに、散歩が欠かせないと太郎君は考えています。</本文>
上記のように表現できます。
この<見出し><本文>をタグと呼び、文章をHTMLに変換する工程をタグ付け(マークアップ)と呼びます。
色を変えたり、文字を大きくしてみたりなど、装飾は別途CSSと呼ばれる技術で行いますが、とにかくHTMLはホームページの作成に当たって必要なものですので、HTMLを丸ごと覚えないとしても、HTMLを使って何が行えるのか知っておくことは、web担当者にとってとても大切なのです。